Study 2050

2050年問題。これから先の未来、避けては通れぬ困難が私たちを待ち受ける。さて、今を楽しんでいる暇があるの?

夏休み自由研究 〜高校数学を利用して人口減少問題をみる〜

受験生および浪人生の皆様、どうもです。今日は、せっかく夏休みということで、私、受験勉強中の身ではありますが、やはり受験のための勉強だけなんてむなしいので、自由研究やってみました。今日は数学編です。

現在人口減少が止まらない日本。厚生労働省の人口動態統計によると、2016年の出生数は100万人に対し、死亡数は130万人。当時の総人口は1億2700万人程度ですが、この統計データなどを元に、2050年にはどのくらいの人口になっているのか、高校で習う数学の範囲内、それもなるべく数2Bまでの範囲内で予想する研究(遊び)をしてみました。

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今回の研究テーマは2つ。

Q1.出生および死亡数の前年比が、2016年のデータと変わらずに一定で2050年までいく場合、何パーセント人口は減るのか?

Q2.死亡数の前年比のみ、2016年以降毎年0.05パーセントずつ増えていくと考えると、どうなるか?

 

僕の出した研究(笑)結果はこの通りです。

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結果から申し上げると、紙面上ではQ1の解答は8パーセント減、Q2は答えまでは出せませんでした。

ちなみに、出生率前年比はあまり変わらないかもしれません。

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合計特殊出生率の、棒グラフの方の推移を見てもわかるように、棒グラフの傾きは近年一定な傾きを維持している=前年比はあまり変化していないと見れるからです。なので、今回は前年比に関する変動はないものとしてしか研究しませんでした。

 

 

さて、実際のところ、2050年にはどのくらいの人口になっているのでしょうか?総務省のデータを見ると、こんなのがありました。

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計算すると25パーセント以上人口が減る。1億人切るのですね。研究と全然違うね。まいった(笑)。しかしこのグラフ、すごい。ググンと人口が減っていきますね。

ということで、漸化式の良い復習になりました。この研究に、問題設定含めて4時間費やした。次は世界史で自由研究したい。

 

勉強する目的

皆さんは何のために勉強をしていますか?

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そう問われたら、なんて答えるでしょう?行きたい高校や大学に受かるため?先生や親に怒られないため?少なくともかつての私は、そのどちらもに当てはまってましたよ笑。

英語の先生がすごく怖くて、怒られないように必死に宿題をやってました。とは言いつつ英語がとことん苦手だった当時(高1)の私は、その宿題を終わらすのに2時間半かかってました。その宿題もほぼ毎日出てましたから、よくやってたよなあ、と感じます。

ところで、今私は受験勉強をしています。時に、こういう英文と出会いました。

 

皆さんも訳してみよう。

The end of study is not to possess knowledge as a man possesses the coins in his purse, but to make knowledge a part of ourselves, that is, to turn knowledge into thought, as the food we eat is turned into the life-giving and nerve-nourishing blood.

 

 

訳すとこうなります。

 

学問の目的は、財布にお金を貯めこむように知識を所有することではなくて、知識を自分自身の一部分にすることだ。即ち、活力を与えて気力を養う血液へと食べ物が変わるように、知識を思想にすることが、学問の目的だ。

 

 

大学に受かるため、資格試験に合格するため、テストでいい点数を取るため、先生や親に怒られないようにするため、そういった勉強は、得た知識を知識として残すのみになりがちだ。しかし、ここでの勉強する目的は、知識を自分自身の思想とする、とあるように、知識を活かしてこそ、勉強する本当の意味が出てくるのだろう。最もそれは、自分のため以上に、他者のために。

英文、数学の問題、歴史、古文や漢文などを解いて、いい点数を取るか否かにとどまっていては、知識として残るのみ。しかし、その英文や数学の問題、歴史などから、何かを得て、活かしてみようとすれば、それは私の思想となろう。そして、知識としてもより定着するでしょう。

 

 

ということで、今度その活かし方を実践してみることにします。知識を詰め込んでいくことに一生懸命になりがちなこの受験勉強の時期に、学問の本質を忘れないようにしたいと思います。

あなたの将来は約束されない⁉︎

こんにちは☆

いきなりですが、

世界3位の経済大国

といえば、皆さんはどこを思い浮かべますか?少なくとも2017年当時では、日本が世界3位なのです。

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しかし日本も、あと幾年もすればその表彰台の座から転げ落ちてしまうことを皆さんは知っていますか?今回は、2050年とGDP、すなわち私たちの雇用に関する話をしたいです。

 

そもそもGDPって何?

先程さらっとGDPというワードを使いましたが、そもそもGDPってなんでしょうか?GDP国内総生産までは知っている人もいるでしょうが、では国内総生産とはなんでしょう?わかりやすく説明してみると、

国全体として商売繁盛しているかどうか、これがGDPです。

つまり、国内全体が儲りムードならばGDPは上がり、国内全体が冷え込みムードならばGDPは下がるという感じでございますかね。

GDPは、その国の経済成長率を表すのによく用いられる指標であり、世界のスタンダードな指標なのです。

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GDP(経済成長)が滞れば‥

つまりGDPが下がる(国内全体の消費ムードが冷え込む)と、モノが売れなくなってしまうというわけで、そうなると企業としても経営が厳しくなります。したがって、雇用の削減やお給金を減らしたり、解雇するなどして企業としては遣り繰りせざるを得ません。したがって、GDPの低下はあなたの将来に影を落とす と言えるのです。

また、日本は主な輸入品目は原油天然ガスなどの燃料です。輸入とは他国から商品を買うことを意味しますから、輸入すればするほど外にお金が出て行きます。お金が出て行ってしまった分は、もちろん国としてお金を稼がなくてはなりません。そのお金はもちろん輸出が要。しかし国として経済が成長しないということがあれば、それはすなわち輸出力の低下(日本の品物の売れ行きが悪くなる)ということを招いていることになります。

GDPの低下はエネルギー資源の獲得を厳しくする可能性がある

と言えます。

 


国際比較におけるGDP

では、世界の国々とのGDPの比較は、何を意味しているのでしょうか?例えばこれから先10年で、日本のGDP自体は下がらずとも、どこかの国のGDPに抜かれるという状況があるとしましょう。それはすなわち、そのどこかの国の経済活動は活発化しているので、その国から見て、日本の経済はしょぼくれて見える、ということになるわけです。例え日本の経済が本当はしょぼくれてなくても、調子の良い国をバックには、しょぼくれて見えるのです。経済が盛り上がるということは、自国の中だけでなく、他国にも影響を及ぼします。盛り上がってる国の企業と、しょぼくれている(ように見える)国の企業とでは、どちらの方と商売したいと考えるでしょうか。

 


2050年問題は、社会人への鋭い刃

現在GDP第3位の日本。2050年当時のGDPは、世界と比べてどうなっているのでしょうか?冒頭申し上げたように、その表彰台から無様に転げ落ちてしまっているのが2050年です。

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このグラフからわかる1つ目は、アジアの経済成長の波に日本はついていけなくなるだろうということです。驚くほど立ち遅れています。2050年には、世界の雑多な国の中の1国という位置付けになるだろうと述べる人がいるように、もはや世界3位は過去の栄光です。

そしてこのグラフからわかる2つ目は、経済成長はあまり期待できないことです。これは現在も同じことだから、対して問題ではないように思えますが、2050年にもなると、生産年齢人口の減少や高齢化に伴って、食料の自給が厳しくなるなどが考えられるので、輸入に頼ることが増えると思われます。これは、現在でも農家の後継が‥という声があがっていることから予想できます。輸入に頼ることが増えれば、当然経済成長は現状維持では不安です。まあ生産年齢人口が減少かつ高齢化していながらも現状維持している分だけ大したものなのですが‥

結論として、日本はしょぼくれて見える国になってしまい、それでいてかつ輸入依存が高くなるので、稼ぎは増えないのに支出は増える ということが起こります。自分の家計のことだと思えば、そのヤバさが分かりますね。

 


今日の学生は2050年の社会人

さて、そんな厳しい未来に直面する社会人とは誰のことでしょうか?それは、今、中学や高校、大学で青春を謳歌する学生になります。あるいはその年代と同じ社会人でしょう。

もちろん、仕事無くなっても何とかやっていけるサ、という楽観主義者ならともかくですが、私は仕事を失いたくはありません。2050年問題はすでにその頭角を現しています。今すぐに対処しないといけないのは、その被害に最も被るであろう我々学生なのです。いかにしてこの問題に対処するか、私たちは話し合わなければなりませんね。

2050年問題。危機迫る。

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これから先、空前の危機、すなわち未曾有の危機、unprecedentedな危機が、この国、日本を襲うことを君達は知っているだろうか。少子高齢化の一層の進行によって引き起こされる様々な危機は、2050年当時の私たち、そしてその私たちはまさに社会を担う立派な社会人として生きているであろう私たちであって、そんな私たちが、まさにこの危機に直面する世代ということであるわけだ。

なんでも、人口の4割は65歳以上になると予想されている。少子高齢化とあっては、社会保障費の負担増や、過疎化が進んで行くことは、想像に難くないだろう。しかしそれだけではなく、空き家の増加や、就職先の減少、国立大学も次々に倒産すると言われている。その問題は枚挙にいとまがない。

ところで勘違いしてはならないが、それらの問題は突如発生するものではないということだ。すでにそれらの端緒は、今日の我々の目から見ても明らかであろう。

 

2050年、文字通り、literally、街が死ぬ。つまり今はdying。死にかけのレディオ。

 

今を楽しむばかりでは、一体どうしてこれらの危機に対処できるのだろうか、いや、できない。僕にできることは、ないのだろうか?

 

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