Study 2050

2050年問題。これから先の未来、避けては通れぬ困難が私たちを待ち受ける。さて、今を楽しんでいる暇があるの?

あなたの将来は約束されない⁉︎

こんにちは☆

いきなりですが、

世界3位の経済大国

といえば、皆さんはどこを思い浮かべますか?少なくとも2017年当時では、日本が世界3位なのです。

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しかし日本も、あと幾年もすればその表彰台の座から転げ落ちてしまうことを皆さんは知っていますか?今回は、2050年とGDP、すなわち私たちの雇用に関する話をしたいです。

 

そもそもGDPって何?

先程さらっとGDPというワードを使いましたが、そもそもGDPってなんでしょうか?GDP国内総生産までは知っている人もいるでしょうが、では国内総生産とはなんでしょう?わかりやすく説明してみると、

国全体として商売繁盛しているかどうか、これがGDPです。

つまり、国内全体が儲りムードならばGDPは上がり、国内全体が冷え込みムードならばGDPは下がるという感じでございますかね。

GDPは、その国の経済成長率を表すのによく用いられる指標であり、世界のスタンダードな指標なのです。

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GDP(経済成長)が滞れば‥

つまりGDPが下がる(国内全体の消費ムードが冷え込む)と、モノが売れなくなってしまうというわけで、そうなると企業としても経営が厳しくなります。したがって、雇用の削減やお給金を減らしたり、解雇するなどして企業としては遣り繰りせざるを得ません。したがって、GDPの低下はあなたの将来に影を落とす と言えるのです。

また、日本は主な輸入品目は原油天然ガスなどの燃料です。輸入とは他国から商品を買うことを意味しますから、輸入すればするほど外にお金が出て行きます。お金が出て行ってしまった分は、もちろん国としてお金を稼がなくてはなりません。そのお金はもちろん輸出が要。しかし国として経済が成長しないということがあれば、それはすなわち輸出力の低下(日本の品物の売れ行きが悪くなる)ということを招いていることになります。

GDPの低下はエネルギー資源の獲得を厳しくする可能性がある

と言えます。

 


国際比較におけるGDP

では、世界の国々とのGDPの比較は、何を意味しているのでしょうか?例えばこれから先10年で、日本のGDP自体は下がらずとも、どこかの国のGDPに抜かれるという状況があるとしましょう。それはすなわち、そのどこかの国の経済活動は活発化しているので、その国から見て、日本の経済はしょぼくれて見える、ということになるわけです。例え日本の経済が本当はしょぼくれてなくても、調子の良い国をバックには、しょぼくれて見えるのです。経済が盛り上がるということは、自国の中だけでなく、他国にも影響を及ぼします。盛り上がってる国の企業と、しょぼくれている(ように見える)国の企業とでは、どちらの方と商売したいと考えるでしょうか。

 


2050年問題は、社会人への鋭い刃

現在GDP第3位の日本。2050年当時のGDPは、世界と比べてどうなっているのでしょうか?冒頭申し上げたように、その表彰台から無様に転げ落ちてしまっているのが2050年です。

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このグラフからわかる1つ目は、アジアの経済成長の波に日本はついていけなくなるだろうということです。驚くほど立ち遅れています。2050年には、世界の雑多な国の中の1国という位置付けになるだろうと述べる人がいるように、もはや世界3位は過去の栄光です。

そしてこのグラフからわかる2つ目は、経済成長はあまり期待できないことです。これは現在も同じことだから、対して問題ではないように思えますが、2050年にもなると、生産年齢人口の減少や高齢化に伴って、食料の自給が厳しくなるなどが考えられるので、輸入に頼ることが増えると思われます。これは、現在でも農家の後継が‥という声があがっていることから予想できます。輸入に頼ることが増えれば、当然経済成長は現状維持では不安です。まあ生産年齢人口が減少かつ高齢化していながらも現状維持している分だけ大したものなのですが‥

結論として、日本はしょぼくれて見える国になってしまい、それでいてかつ輸入依存が高くなるので、稼ぎは増えないのに支出は増える ということが起こります。自分の家計のことだと思えば、そのヤバさが分かりますね。

 


今日の学生は2050年の社会人

さて、そんな厳しい未来に直面する社会人とは誰のことでしょうか?それは、今、中学や高校、大学で青春を謳歌する学生になります。あるいはその年代と同じ社会人でしょう。

もちろん、仕事無くなっても何とかやっていけるサ、という楽観主義者ならともかくですが、私は仕事を失いたくはありません。2050年問題はすでにその頭角を現しています。今すぐに対処しないといけないのは、その被害に最も被るであろう我々学生なのです。いかにしてこの問題に対処するか、私たちは話し合わなければなりませんね。