未来の東京は廃都となるか
少子高齢化や人口減少という問題は、ややもすると地方の問題だというイメージを持つ人もいるかもしれないです。というのも、現状東京圏では、人口は増加しているし、多くの若者が流入してることもあって、少子高齢化も感じ辛いからです。
しかし、既に地方で起きている少子高齢化や人口減少問題は、これからの東京にだって起こりうることです。
今回は、『都民ファーストでつくる「新しい東京」』
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/renrakukyogikai/dai4/siryou1.pdf
を参考に、これからの東京について見ていきたい。それじゃあ、レッツラゴーの巻。
東京だって人口減・高齢化
まずは、この図から参考にします。
これからは東京も、人口減少に見舞われると予想されています。2025年ですから、さほど遠くはない未来ですね。さらには、こんなのも。
団塊世代が全員高齢者(65歳以上)になるのが2024年、団塊ジュニア世代が全員高齢者になるのが2040年です。この2040年には高齢化率が29.3%ということですから、4人に1人以上が高齢者ということになります。
ちなみに2050年には高齢化率がおよそ33%だから、東京ですら30年後には3人に1人が高齢者ということになります。
2019年現在、現実味を帯びてこない東京の限界集落化ですが、現代の若者がまだ働いているうちに、東京も廃墟と化す未来が見えてくるのです。
未来の東京をどうするか
まずは『都民ファーストでつくる「新しい東京」』から、未来の東京のビジョンについての内容を確認してみましょう。
これらは一部を抜粋したにすぎません。他にも見たいぞーこのやろう!という方は
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/renrakukyogikai/dai4/siryou1.pdf
からどうぞ。
抜粋しなかったものも含めて、この資料で掲げられている内容を俯瞰すると、
科学技術で未来の生活を豊かに
という側面が強い印象を受けます。
もちろん、科学技術が私たちの生活を豊かにしたことは間違いありません。そこを否定するつもりはないですし、この資料で掲げられている内容に反対することも特にないのですが、私が言いたいのは、
果たして科学技術の進歩だけが私たちの生活を豊かにするのか
という点です。
例えば、1枚目の画像を見ると、自動翻訳機によって海外の人ともストレスなくコミュニケーションが取れるという内容があります。まあ、海外の人とちょっと顔合わせ程度に話をする分には問題ないのかもしれません。しかし、長期的な交流をしていくとなると、相手の人柄やその背景にある国柄が、自分の性格と合わなくてストレスを感じることもあるかもしれません。もしあなたの目の前に、絶対に非を認めない人や、思ったことを全部言ってくる人かいたら、どう思いますか?ちなみにそういう人は、韓国人に多いです。これは韓国がそういう国柄だからなのです。つまり言語以外の要素、海外の人の性格や国柄が障害となってコミュニケーションをストレスと感じることもあるのであり、それらは科学技術でどうにかなる話ではなく、もっぱら自分自身の心の器に関係する話なのです。
このように、少子高齢化や人口減少など、それに関連する様々な問題は、決して科学の進歩だけでは克服できない精神的な障害もあるはずです。少子高齢化は地域社会の繫がりや家族形態の変化が原因で発生したという見方もあるくらいです。それらの背後にあるのは、人間関係の希薄化以外の何物でもないのです。
地域に密着した街をつくりたい
私が抱く一つの理想は、地域社会の復活です。私は今、受験浪人という立場で生活していますが、将来、大学生になったら、地域社会の復活を目指した街づくりを、大学生活を賭けてやってみたいのです。まあ、そのためにはまず、勉強頑張らないとなんですが。
今日は新元号・令和が発表されてから3日が経った、2019年4月3日。新しい時代になりましたが、この令和の時代は、なかなかに波乱に満ちているのです。当ブログでは2050年問題と称して、少子高齢化に伴う他の問題も取り上げていますので、是非ご覧ください。では。